血管の成分はタンパク質でできています。
タンパク質と糖が結びついてできる物質がAGE(終末糖化産物)です。
血管の成分がタンパク質ならAGE化は避けられません。
AGE化すれば血管の病気の原因となるのです。
例えば、コラーゲン。
このコラーゲンはタンパク質です。
コラーゲンがAGE化すると、血管はしなやかさを失います。
そして、硬くなります。
血管が硬くなれば機能低下が起こります。
血管はしなやかで弾力があることで、
全身へと血液を行き届かせることができるのです。
その血管が硬くなって弾力を失ったら・・。
コラーゲンは、血管の内側にある内皮細胞、外側には平滑筋細胞があり、
その間に存在します。そして、血管に弾力性を与えています。
美容成分の一種だと思っていたコラーゲンというタンパク質は、
血管に弾力性を与えていたとは知りませんでした。
コラーゲン(ドイツ語: Kollagen、英語: Collagen)は、
主に脊椎動物の真皮、靱帯、腱、骨、軟骨などを構成するタンパク質のひとつ。
多細胞動物の細胞外基質(細胞外マトリクス)の主成分である。
体内に存在しているコラーゲンの総量は、ヒトでは、全タンパク質のほぼ30%を占める程多い。
また、コラーゲンは体内で働くだけでなく人間生活に様々に利用されている。
ゼラチンはコラーゲンを変性させたものであり、化粧品、医薬品など様々に用いられている。wikipediaより抜粋
コラーゲンがAGE化すると
コラーゲンがAGE化したものが血管に溜まると、
まず、内皮細胞に作用し血管の内側をもろくします。
血中を流れる悪玉コレステロールが細胞内に侵入しやすい状態となるわけです。
悪玉コレステロールがAGE化し、白血球がこの悪玉コレステロールがAGE化したものを
撃退。その残骸はお粥のような状態の「プラーク」(粥腫)となるのです。
このプラークが血管の内側に盛り上がった状態は「粥状動脈硬化」と呼ばれます。
コラーゲンがAGE化したものは、血管の外側の平滑筋細胞にも作用していきます。
これにより血管が厚く硬くなっていきます。
プラークができたり、血管が厚く硬くなると血液の流れが悪くなります。
どんどんこの現象が進むと、心臓や脳に酸素・栄養が一時的に行き届かなくなります。
血栓は心筋梗塞や脳梗塞の原因
プラークが破れた場合、その破れたところに血のカタマリができ、
血流がストップしてしまいます。
これが血栓です。
血栓は、心筋梗塞・脳梗塞の原因となります。
コラーゲンのAGE化は、このように血管をもろくしてしまいます。
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