なるべく糖分を摂取するのは控えようと考える人もいます。
糖は人にとっては三大栄養素のひとつであり、
エネルギー源として欠かせません。
糖分を摂取しないというのではなく、
必要以上の糖分は摂取しない方が良いのです。
カラダに摂りこまれた糖分はエネルギー源として活躍します。
糖化そのものはヒトにとっては当たり前の現象なのですが、
カラダの中に糖があまってしまい、糖化がどんどん進んだとき
AGE(終末糖化産物)がカラダの中で作られ、AGEがカラダに
悪影響を及ぼしてしまいます。
AGE(終末糖化産物)
カラダの中のタンパク質が過剰に存在している糖と結びつき、
タンパク質本来の姿とは違った物質となってしまった状態が、
AGE(終末糖化産物)です。
このAGEは、周りの細胞へ攻撃を始めます。
AGEが増える仕組み
血糖値 × 持続時間 = AGEの量
食事をするとヒトは誰でも血糖値は上昇します。
血糖値が高い状態が持続すると、AGEがどんどん作られてしまいます。
そこで、この血糖値がなるべく高くならないように食事をすることが、
AGEを増やさないことに通じます。
食事の順番によっては血糖値を急激に高めない工夫ができます。
最近注目されている食事の順番は、まずは生野菜などから食べ、
食事の最後の方で糖類を食べる順番です。
これは、生野菜などに多く含まれる食物繊維や消化酵素の働きを期待するからです。
食物繊維は糖分や脂肪分の吸収を抑えてくれたりします。また、血糖値の上昇を緩やかに
してくれます。
血糖値の上昇が緩やかになれば、血糖値の高い状態が短くて済むのでAGEを増やさない
ことにもなります。