AGEが引き起こす様々な病気

AGE(終末糖化産物)が原因で引き起こされる病気のケースが報告されています。

気になる病気を3つ。

歯周病

歯周病は、歯と歯肉の境目が炎症によって腫(は)れる病気です。

この炎症は、細菌感染などによって引き起こされるケースが認識されています。

歯周病もAGEが原因で引き起こされています。

歯肉を構成する細胞がAGE化しても、炎症が起きます。

この炎症により、歯の土台部分が不安定になれば、最後に歯が抜けおちてしまいます。

歯みがきをしっかり行っているのにもかかわらず、歯周病にかかってしまう人もいます。

口元

歯のAGE化に大きな影響があるのは、喫煙です。

喫煙は歯周病リスクを大幅にあげていることが知られていますが、

これは、タバコの中に高濃度のAGEが含まれているからです。

僕は20代前半のころヘビースモーカーでした。

26歳のときにタバコは止めましたが、ヘビースモーカーだったころは、

歯周病リスクがあるなんてまったく考えもしなかったし、

歯周病という病気がどういうものなのか知りませんでした。

歯周病をそのままにしておくと、最悪歯が抜け落ちてしまいます。

歯がない状態・・

想像してみてください。

老けて見えるだけでなく、

食事をするときに大きく影響してきます。

タバコを止めてよかったとあらためて思います。

腎臓病

腎臓の外側には「皮質」と呼ばれる部分があります。

この皮質には無数の毛細血管が張りめぐらされています。

毛細血管はコラーゲンに囲まれています。

コラーゲンはタンパク質でできています。

タンパク質と糖が結びつくことで糖化が進みます。

糖化がさらに進むとAGE化が起きてしまいます。

毛細血管の弾力が失われると、血液をろ過し、尿をつくる働きが低下します。

アルツハイマー病

タンパク質の一種「アミロイド」が脳の組織に沈着し神経細胞が壊され、

記憶障害や認知機能障害が生じてきます。

タンパク質はカラダを構成する重要な栄養素です。

脳を構成するタンパク質 βアミロイドが変性し蓄積していく中で、脳の組織の中に

シミ(老人斑)がたくさんできています。

アルツハイマー病の患者さんは、このβアミロイドのAGE化が3倍進んでいると

言われています。

AGEと様々な病気はこの3つ以外にもたくさんあります。

日ごろからAGEとどのように向き合うかという意識が今後ますます注目が

集まることでしょう。

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